他社より早く生成AI活用の経験値を積むことで競争力向上へ繋げていきたい
役職と主な業務内容を教えてください。
株式会社ダイワエクセルの代表取締役をしております水野善仁と申します。当社は1962年の創業以来、愛知県にて自動車用燃料パイプの内面めっき加工をはじめとする“複雑形状”製品への電気亜鉛めっきを主幹事業としております。
生成AI活用研修を導入した背景は?
昨今、得意先や業界から要求される仕事内容でその質や量というのが年々高くなっている傾向にある中で、人手不足が顕著になってきており、様々な仕事に割ける人的リソースがどうしても限られているという悩みがありました。
そこでPCの操作を行う間接部署であったり製造部の管理職で、そのメンバーを中心に生成AIの研修を受けてもらうことで全体の生産性を上げていきたいというのが導入した背景になります。
他社に先駆けて生成AIを導入した背景
AIを自分が使ってみる中で、今の時点でも使いやすくて色々なことができると可能性を感じていますが、これが今後無くなることは絶対無いと思っています。
実際にMicrosoftのExcelやWordなどのソフトも、昔は使うことが当たり前ではなかったものが今では当たり前に誰でも使っているということが、生成AIも同じようになると考えました。
これが例えば1年後や2年後から生成AIを使い始めた場合、現在から使っている人とは経験値で凄く大きな差が出てしまうと思うので、自分自身だけでなく従業員にも生成AIを使う経験値を積んでもらい、会社全体として経験値を他社よりも早く高めておきたいと思い、生成AIを取り入れようと決めました。

研修に期待していたこと
私自身は生成AIを前から少し使っていたので、これを実務で使いこなせたら非常に有効有益になると思っており、これを社内に広めるために何が必要かと考えておりました。
社内に広まったら本当にそれこそ付加価値を生まない作業を生成AIに任せることによって、付加価値を生む仕事にもっと時間をかけられると思いますし、そうなることで会社全体のレベルアップを図れるのではないかと考えました。
ただ、そこまでのレベルに行くことは中々簡単には進まず相応の時間がかかることは承知していたので、この研修に期待していたのはあくまでも生成AIを先ずは使ってみることで、使うことに抵抗がなくなって欲しいというのがこの研修に期待していたものでした。
研修内で、特に印象に残っている内容は?
生成AIで重要なプロンプト作成などの内容は当然重要になりますが、その前に生成AIの近年の進歩や社会における役割、それを使いこなせる人材に必要なスキル・能力ということを最初にカリキュラムの前段でお話されており、そこを丁寧に説明していただいたのが印象的でした。
またこの生成AIを使わずに論理的思考力を如何に身に着けるかということも時間をかけて演習として取り入れているのが面白いと思いました。
あとは、使用しているeラーニングのシステムで動画が早送りができず、他の画面に切り替えたら自動で停止するなど、研修をしっかり受講しないと次に進めない仕様になっていたことも、eラーニングの研修で如何に効果を最大化するかという問題に対して非常に良いシステムを取り入れていると思い感心しておりました。
研修のおすすめポイントは?
今回の研修を受けて、初心者でもこの生成AIに慣れることができたので、そこが非常に大きな成果だったと思います。
新しいシステムだとそもそもシステムや機械とかが苦手だという人はたくさんいると思いますが、そういった人でも実際に使ってみると、「あ、これはこんなものか」と実際に使ってみると想像以上に使いやすいものだったということは昔から当社でもよく経験しておりました。
今回もこの研修を通じて生成AIに触れてもらうことで使うことに慣れてもらったのは大きな成果だったと思います。
また、例えばプログラミングと違ってコードを書く特別な知識が必要ないので、そういったことが苦手だと思っている人こそ是非1回この研修を受講することで、生成AIに慣れて欲しいと思っております。