部署と役職

管理本部に属しておりまして、部長職として複数ある営業部の連携やサポート業務を統括させていただいております。

受講前と受講後の研修へのイメージの変化

生成AIやChatGPTなど、存在自体は知っていましたが、「どういう使い方をすればいいのか」「今ある業務のどの場面でうまく使えるのか」が、ほとんどわかっておらず、使いこなせていませんでした。学ぶ機会があれば、業務での活用法のヒントになるかなと思っていた反面、通常の業務の中で月10時間以上をねん出が必要であり、しかも研修内でワークもあると聞いて、やることが多そうだったので、最初は「とても大変なのではないか」という不安がありました。

しかし、実際に研修を受講すると、プロンプトの入れ方一つによって答え方が大きく変わることに気付きました。「プロンプトにこういう要素を入れれば、より具体的な回答をくれるんだな」と、生成AIを使う側にもスキルがないと、上手く使いこなせないことが、改めてよくわかりました。非常に中身が濃かったので、自分の生成AI活用方法や考え方も少し変わったかなと思います。

受講後の変化

正直、面倒と感じている人もスタート時は多かったという印象です。しかし私と同様に、生成AIにあまり触れてこなかった人たちが、「なんか便利なものがあるみたいだぞ」「こんなことを研修でやったよ」「もしかしたらこういう使い方ができるかも」という話をするようになりました。今は業務に関係するテストを、自分で考えて作成していたものを、生成AIを使って作らせています。

これまでは、一部の人間だけが使っていた生成AIを、全体で学んだことで、「今考えていることや業務改善につなげられないだろうか」とみんなで考え始め、日々の業務に結び付けるところまで考えられるように、意識され始めていると感じています。

やらなければならないことを、他の誰かに任せるのではなく、生成AIを使い効率化、ということが選択肢として出てきたと思います。

現在の具体的な生成AIの活用法

クレーム対応などの場面では、今まではいろんなところを調べて情報を集めていたのですが、生成AIを使うことで、より具体的な文面を一瞬で作れるようになりました。私の業務上、このような場面が多く、失礼にならない言葉かなど、今まで一人で考えていた部分を生成AIを使いチェックできる安心感があります。ベースを作ってもらえるだけでも、今まで30分～1時間かかっていた作業が、数分で済むようになりました。

自分で考えるより、まずは生成AIに一度考えてもらうという手軽さを実感できたので、このような使い方ができるようになったことが、非常にありがたい研修になったと思っています。

今後の社内での生成AI活用への期待

我々の会社や業界全体では、紙文化が根づいているところがあります。営業が日常の業務から帰社後に、お客様や関係業者様からの報告書や申込書の回答を作っている状況がよく起こります。

しかし、内容的にそこまで専門性が必要ではないものもたくさんあります。専門知識を勉強中でも、生成AIを活用すれば、だれでも回答ができるのではないかと考えています。例えば、キーワードをきちんとプロンプトに含めていれば、生成AIがある程度の文章を作ってくれるので、毎日のようにしているファックスのやりとりも、外勤を終えて戻ってきた営業がしなくても、昼間に事務方で対応できるのではないかと考えています。それが実現できれば、お客様からも「レスが早くなったね」と喜んでもらえます。今後は業務効率化と顧客満足度の向上を、生成AIによって同時に実現していきたいです。

受講を検討されている方へ

生成AIは、使い方を分かっていないと、上手く使いこなせません。プロンプトの入れ方で、回答が大きく変化したり、より具体的な答えが返ってくるということを知らなければ、研修を受ける前の私と同じように、「一般的な答えしか返ってこないでしょ？」というところで、思考が止まってしまうと思います。生成AIは使う側の少しの工夫で、自分が求めている形に近い答えや、考えつかなかった違う視点の意見など、期待していた以上の答えを得られるのに、そこに気付けないことが多いと感じています。

実際に研修を受けてみるという行動力が必要かと思います。まずはやってみないと、生成AIの良さや自分がどれくらい使えているのかが、分からないと思うからです。特に生成AIやDXという言葉だけで、ハードルが高いと感じている方もいらっしゃると思うのですが、苦手意識のある方こそ、ちょっとした気づきでも、日々の中で生成AIを大きく役立てることができると感じています。「知らないだけで本当に損をしていますよ」ということを伝えたいです。ぜひ、気軽に気楽に研修を受講してみれば、良い結果が生まれるんじゃないかと思います。