株式会社ハタノシステム
代表取締役専務
波多野 麻美 様
生成AI活用による業務効率化を実現し、人手不足の解消へ
役職と主な業務内容を教えてください。
波多野麻美と申します。株式会社ハタノシステムの代表取締役専務をしております。当社は非常用自家発電設備の設計からメンテナンスまでを手掛けており、私は採用や育成など人事業務の責任者をしています。
生成AI活用研修を導入した背景は?
多くの企業と同様に、私たちの会社も慢性的な人手不足、特にエンジニア不足に悩んでいます。発電設備は非常に専門性の高い分野のためエンジニアは即戦力となるケースが少なく、育成には5年から10年ほどの時間がかかります。ここ数年は、採用や育成が追いつかず、人財不足が理由で、受注をお断りすることも多くありました。
このような状況を打破するために、生産性向上を目的にAIなどのテクノロジーを活用した育成や業務の効率化、課題解決を行っていきたいということが受講の背景にありました。
受講後の変化について
生成AIに対する敷居が以前は高かったものの、生成AIについていろいろなことを体系的に学んだことで、生成AIを日常的に気軽に活用できるようになったという変化がありました。従業員も個人的に生成AIに質問したり、生成AIが作成した定型文を応用したりするようになり、AIを日々の中で個人的にも使う習慣ができたことが大きな変化だったと思います。
具体的にどのように活用しているか?
資料作成時に、生成AIに資料内容のトピック作成や観点の質問、ネーミングやキャッチコピー作成を依頼するなど、様々な用途でAIを活用しています。
例えば、私が月に1回配信している社員向けレターの一部を生成AIに作成してもらったところ、通常2~3時間かかる作業が1時間強で終わりました。情報によっては生成AIを活用することで大幅な時間削減が可能であることを実感しました。
(波多野様)
研修内で、特に印象に残っている内容は?
発展編が印象に残っています。生成AI活用だけでなく、問題解決や提案に必要なスキルも学ぶことができました。またワークを通した異業種の業務体験も、疑似体験をすることで自分の業務のヒントになることがありました。皆で同じ知識やスキルを同時に身につけられたことは非常に意味があったと思います。
研修のおすすめポイントは?
従来型のeラーニングとは異なり、研修内のワークによって学んだことを実際にアウトプットする機会を持つことができました。これは非常に習得しやすく、身になる形式だと感じました。生成AIそのものだけでなく、背景やセキュリティリテラシー、プロンプト作成に必要な論理的思考力など、生成AI活用に必要なあらゆるスキルや知識を習得できた点が良かったと感じています。