生成AIを身近なツールとして活用し、生産性向上・業務の質向上が実現できている
会社名と主な業務内容を教えてください。
株式会社翔薬と申します。
事業内容としては医療用医薬品の専門商社として、九州全域の医療機関や調剤薬局に対して医薬品の卸を行っております。
生成AI活用研修を導入した背景は?
弊社では社内にCopilotが導入されましたが、使用経験が不足している状況であったため、先ずは生成AIの基本的な使い方や活用方法を学ぶ必要がありました。
そのため、まずは内勤職を対象に、生成AIを活用した業務効率化を目的に研修を行いました。
また、社内教育として『ITパスポート』や『情報セキュリティマネジメント試験』の合格を目指す取り組みを進めており、その一環として、生成AIの活用も同時に推進していくために導入を決めました。
研修の内容で特に印象に残っているものを教えてください。
非常に大きな気づきだったのは、「ロジカルシンキング」や「課題思考」といったビジネスの基本スキルこそが、生成AIを使いこなすための強固な土台になる、という点です。
単にツールの操作方法を学ぶだけでなく、思考のプロセスが重要だと学べたことは新鮮でしたし、プロンプト(指示文)の入力内容によって、出力される結果の精度が劇的に変わることも実感できました。
「前提条件」を明確にし、「どのような立場(役割)で出力してほしいか」、さらには「どのような文体にするか」までを徹底して意識して指示を出すことの重要性を体系的に学ぶことができたと思っています。
また、研修の難易度については難しすぎてついていけないということは全くなく、基本的には誰にとっても理解しやすくて、スムーズにステップアップできる親切なカリキュラムだったという印象です。
研修を受講したことで生成AI活用にどのような変化が出ましたか?
受講した社員にとって、生成AIが非常に身近な存在になったと感じます。
今では、業務で行う「内容の深掘り」や「調べもの」、あるいは「アイデアの相談(壁打ち)」が必要になった際、まずは最初に生成AIを開いて活用する、という習慣が根付き始めました。
研修で学んだ「仮説思考」や「ロジックツリー」を生成AIとかけ合わせることで、これまで気づかなかった本質的な課題の発見にもつながっています。
学んだロジックを意識しながらプロンプトを作成し、AIと対話を重ねることで、業務の質そのものが向上しているのを実感しています。
受講後にどのような業務で生成AIを活用するようになりましたか?
研修を受講したことで、今では研修の企画立案や、組織の戦略・方針の策定、各種分析業務など様々な業務に生成AIを取り入れています。
また、作成した文章の変換や修正といった日常的なデスクワークはもちろんのこと、上長や顧客への提案プレゼンを行う前に、「どのような質問や反論が想定されるか」のシミュレーション(想定問答・反証の準備)としても非常に役立っています。
事前にリスクを洗い出せるため、より万全な準備をして本番に臨めるようになりました。
こうした活用により、作業時間が大幅に短縮され、目に見えて業務の効率化や生産性の向上につながっています。
さらに、業務時間内だけでなく働き方の意識にも変化がありました。
休日のリラックスしている時間などに、自宅でふと仕事のアイデアや考え事を整理したくなることがあるのですが、その「頭の整理の壁打ち相手」として生成AIを活用するようになったのです。
そのおかげで、週明けには思考がクリアに整理された状態で、スタートダッシュを切って業務に取り組めるようになりました。
研修を受講したことで組織に対してはどのような変化が生まれましたか?
実際に起きた変化としては、社内に「教え合い、共に効率化を目指すカルチャー」が芽生えたことです。
特定のスキルを持つ人だけが使うのではなく、活用が進んでいる社員が周囲の手本となり、他の社員がそこから技を学ぶといった、ポジティブなコミュニケーションの循環が生まれています。
この波及効果のおかげで、組織全体で「無駄な業務を削減し、よりスマートに働いて残業を減らそう」という共通のゴールに向かう意識が強くなりました。
「新しい取り組みやプロジェクトの発足」という意味では、現在はまだ社内への浸透と基礎固めのフェーズであるため、具体的な形としてはこれからという段階です。
ただ、社内のマインドセットは確実に変わりつつありますので、この熱量を維持しながら、今後は生成AIをフックにした当社ならではの新しい価値創造やプロジェクト創出にチャレンジしていきたいと考えています。
AIに対する期待と今後の展望を教えてください。
今後は大きく2つの進化を期待しています。
1つ目は、「業務効率化の加速」です。今後、社内で新しい生成AIツールの利用解禁が予定されているため、資料作成や提案業務のスピードと質がよりいっそう向上すると期待しています。
2つ目は、「属人化の解消」です。現在、一部の専門業務が特定の社員に依存してしまっているので、生成AIを活用してノウハウの共有化を進め、この『属人化の壁』を壊し、組織全体のパフォーマンスを底上げしていきたいと考えています。
最後に成基総研の研修をおススメするポイントを教えてください。
初級の方でも理解しやすい構成となっており、ワークも充実しているため、まずは触れて実践することを中心とした内容で、初心者でも壁を感じることなくスキルアップできる点がオススメです。